逢ってしまった。 今、最も逢いたくない人1 今、最も関わりたくない人1 …先輩 スキダカラ 俺が先輩に『ブス』と言ってから早くも3日。 一昨日から始まった仮入部。 その日、俺は早速テニス部に来た。 先輩方と試合がしたい!そう思って。 ケド、行き成りは無理だ、そう言われて仕方なく友達と打ち合いをしていた。 俺としたことが、ミスをし、ボールはそのままフェンスのほうへ。 今思えば、もし俺がミスをしなければ、出逢うタイミングをもう少し、遅らせれたのに。 ――--…2日前 パコーン パコーン あっ、ボール向こう行っちゃった。 チッ、俺としたことが。 「すみませーん!」 ただボールを取って貰おうと思っただけ。 だけど、運悪くその人は両手が塞がっていて、おまけに前が見えない様子。 そんな状態じゃいつ躓いてもおかしくねぇじゃん、そう思った矢先、 バサッ 俺の予想的中。見事に躓いた。 両手で抱えていたプリントは羽根が舞うかのように宙にばら撒かれた。 「ちょっと、プリントが飛び散っ・・・・」 「「…あ」」 「2年3組。テニス部マネージャー。バイバイ、ワカメくん。テニス部で待ってるねw」 黒いジャージ姿のマネージャー、それは紛れも無く、先輩だった。 「げっ……、あー…、すみません…」 「(こいつ、今ハッキリ『げっ』って言ったな)いえいえ、こちらの不注意ですので。では、」 先輩はそう言って、淡淡と散らばったプリントを片付けて部室へと向っていった。 正直驚いた。俺の事は覚えていた事に違いない、しかも最悪の印象で。 だから、「このワカメ野郎、ふざけんじゃねぇよ!」とか言われるとか思ったら、 超他人行儀(他人だけど)。 少し、目があったと思えば直ぐ行ってしまった。 きちんと謝ろうと思ったのにな・・・。 * * * * * プリントはばら撒いてしまったけれど、とり合えず回収できた。 これをレギュラーの人に配るのか。 それにしても、あのワカメ君の顔、面白かったなぁ。 いかにも、“やべぇ!どうしよう!”って感じで。 さっきの事を思い出すとクスッと笑いが込み上げてきた。 自然と口元が緩む。 はっ、いけないいけない。今は集中してマネ業をしなきゃね。 「ふふ、なんだか楽しそうだね。」 「へっ!?ぁあ、幸村。…あたしそんなに楽しそうだった?」 「うん、すごく。なにか良いことでもあった?」 「うーん・・・・な「が切原赤也と接触した確立89%。」 「柳・・ビックリするから行き成り後ろに来ないでよ。」 「俺はたった今此処に来たばかりだ。」 「…そう。」 「切原赤也・・・さっき俺たちに試合を申し込んできた子だね。」 なに、ワカメ君、もう幸村達と接触してるのかよ。 「ねぇ、別にあたしは切原赤也に逢ったから嬉しいわけじゃな「〜!1年が怪我したぞぃ。処置頼む。」 柳に丸井まで、あたしに最後まで喋らせてよ。 「どの子?どんな症状?てか、此処に連れて来いよ。」 「なんか、トゲ刺さったってよ。見てやってくれぃ。Bコートのベンチに座ってるから。」 「了解っす、丸井隊長。」 バタン あたしは救急箱を持って、Bコートのベンチに向った。 BACK NEXT ========================= さて、その怪我をした子は誰でしょう?笑) これから赤也とヒロインの絡みを増やしていきマス。 どちらもまだまだ『興味なし』ですが、 どうなるやら(笑笑 [2006/9/18 piyo]