おもしろ子に出会った。



名前は









切原赤也









スキダカラ











現在、11:16ついさっき、始業式は始まった。

1年の校舎に忘れ物をしたから取りに行って見たら、男の子が一人居た。


ワカメ頭のモジャモジャくん。


どうやら彼は入学式の時間を間違えたようだ。

13:00からなのになぁ、どうやったら間違えるんだよ。








「、何か考え事か?」

「あっ、丸井。まー、ちょっとね。」

「ふーん、あっ、そうだまた同じクラスじゃん。シクヨロ☆」

「おう!シクヨロ〜。」






丸井とはまた同じクラスだ。

始めはそこまで仲良くなかったが、お互いテニス部ということも有り、

自然と仲良くなった。

今じゃ、男の中では一番の親友かもしれない。






「それより聞いてくれよ!俺、今朝からと喋っちゃったんだぜぃ?スゲーだろ!」

「そうですねー。てか、サッサと告れば良いのに。」

「ヤダ。俺は確実に射止めるまで待つんだよ。」

「なんならあたしが協力しようか?」

「いや、オレの実力で振り向かせる!お前は情報を提供してくれ。」

「なんだよ、其れ。ただのパシリじゃん。」







丸井とは何でも喋れる。

もちろん、テレビやスポーツの事から恋愛まで。

丸井は今、あたしの親友のに夢中。

ただ、は今はそれ程恋愛に興味が無く、丸井のアプローチは見事全滅だ。






式が終り、教室に戻ってきた。

あたしと丸井は通路をはさんで隣り。

ちなみに丸井の斜め前はで、丸井はテンションが上がりまくってる。






ふと、思い出したようにあたしは喋りかけた。







「そういえばさ、今日テニス部希望の子にあったよ。」











「・・・は?」

「何よ。その反応。」

「新入生にあったのか?」

「うん。」

「まだ、来てない筈だろぃ。」

「それが来てたんだわ、時間を間違えたようで。」

「へぇ、どんな奴だった?」

「うーん…『ブス』って言われた。」

「・・プッ・・・!」





丸井が突然噴出して笑ったのでクラス中、一斉にこっちを見た。




「センセー、丸井くんが妄想してて咽(むせ)たようです。」



妄想の部分を強調してあたしは言った。

クラス中にドッと笑いが広がる。







「お前、馬鹿じゃねぇの?にまで笑われたじゃねぇか!」

「噴出すお前が悪いんだよ。」








* * * * *







時間はそのまま流れ、学校が終わった。

生徒は帰宅組と部活組に分かれる。

もちろんあたしは後者だ。





「〜、俺、先に部活行ってるからな。」

「了解、掃除有るから真田に遅れるって言っといて。」

「おぅ!じゃあなー、。」

「バイバーイ、丸井くん。」



に『バイバイ』と言って貰えた丸井はニマニマしている。

正直気持悪い。







「、今日部活何時ごろ終わる?」

「うーん、多分6時半頃かな。」

「そしたらさ、今日一緒に帰ろう!」

「いいよー、じゃぁ、玄関で待ち合わせね。」

「了解っ。」



敬礼って感じの動作をするはあたしでも惚れてしまいそう。

丸井にやるのは勿体無いよな〜。












* * * * *





教室でジャージに着替え、あたしは部室に向かう。






両手には顧問からもらった大量のプリント。

これを部員に渡せという。


幾らなんでも重いっつーに。








靴を履き替え、テニスコートに行く。





(おっ、丸井早速練習してる。えらいえらい。)

(仁王は、まだ来てないか、ジャッカルは居るな。)

(柳生は今日は休むって言ってたっけ。)








「すみませーん!」


色々考えていると、転がってきたテニスボールに躓(つまづ)いた。

そして、手に持っていたプリントは見事に舞い散った。










キッと睨みをきかせる。



「ちょっと、プリントが飛び散っ・・・・」








「「…あ」」









きっと、思っている事は一緒だろう。

















((また逢った。切原赤也/))



























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何これ?ブン太連載?
いや、違います。赤也です。
ただ、ブンちゃんは必要不可欠なんです!
シリアス気味のほうが書きやすいなー・・。
[2006/8/28  piyo]