出会いは―――唐突・突然・行き成りなんだ スキダカラ 俺は、切原赤也! 今日は憧れだった立海代付属中学校の入学式! ・・・の、はずなんだけど、 誰もいねぇ。 「おっかしいなぁ。なんで誰もいねぇんだよ!」 現在10:34。 たしか、11:00から式が始まるはずなのに。 俺は9:00から此処の玄関前で友達待ってるんだぜ? いつも寝坊している俺でも、今日は何故か目が覚めちまったわけ。 なのに、誰一人として来ない!! 「あーー、つまんねぇーー」 軽く壁をけって、俺は1年の階に行った。 ガンガンガン 階段を上り、これから御世話になるであろう教室に足を入れた。 おっ、結構広いじゃんなんて思いながら 「俺、何組かなぁ〜。って、まだクラス発表の紙張ってねぇし」 適当に1組からまわってみよう、と思ってまずは一番端の方にある1組に行った。 ガラガラガラ― 1組に入った俺の目に飛び込んできた物はド派手な黒板。 “入学おめでとう!イイ思い出をいっぱい作っていこう!!” と書かれている。きっと、2・3年の生徒会の奴か誰かが書いたのであろう。 「はぁ〜。思い出、ねぇ」 一番楽しかったのはやっぱり運動会だろうか、そんな事を思いながら2組へと行く。 2組にもあった、ド派手な黒板。 内容は1組と同じような物で、ありきたり。 「うーん、なんだかつまんねぇなー」 その時俺は閃いた! 「誰も…いねぇよな?」 辺りに人が居ないのを確認して、 そこにあったチョークを取って、黒板の平仮名全部に濁音を付けた。 「へへっ、“入学お゛め゛でどう゛!ごれ゛がら゛宜じぐね゛♪”っと〜」 そのままチョークを持って3組へと向かった。 「こんどはちょっと変えてぇ〜♪」 黒板の右下にでっかく“目指せテニス部のエース!そしてモテモテ!!”と書いた。 「へへっ、これは完璧じゃねぇ?誰か俺だって気付くかなぁ〜♪」 その後も4組5組6組と黒板に落書をしていった。 出会いは―――7組に入ったときのことだった。 ガラガラ― 「次は何て書こうかなっっ」 そういって教室に入ったとき目に飛び込んだものはド派手な黒板ではなく、 「・・・・・・女の子?」 俺が教室の入ったときビクッとしてこっちを向いた女。 正直俺もビクッてした。 其処に人が居たからってだけじゃねぇ。 長くてこげ茶色の髪で、目はキリッと大きくて、 脚が細くって、オーラがあって、 なんてゆうか、“かわいい”じゃなくて、“美人”だった。 「なぁ!お前も誰かを待ってるのか?!仲間だな!俺ら♪」 「俺、切原赤也!テニス部のエースになる予定!よろしく」 俺の自己紹介が終わった。 ・・・・・やべぇ、他に話題ねぇじゃねぇか・・・ 何を話そうか迷っていると其の女は俺に話し掛けてきた。 「君、テニスするんだ」 「えっ、なんでわかったんだ?」 それ、 と言って、彼女はオレのテニスバックを指した。 「えっ、ああ!するぜ!エースになるからな俺は!」 「クスクスッ、立海のテニス部は強いけど、本当になれる?」 女が挑発的に聞く。 「あっ、当たりめぇじゃん!」 机をガン!と叩く。 ・・・っー、いけねぇ、ついムキになっちまった。 ここは、中学生なんだし大人になって・・・・・ 「俺は絶対レギュラーになるからな」 「そう。頑張って。でも君、そうやってテニス部の人怒られないようにね」 「・・・はっ?」 「君、すぐカッとするタイプみたいだから、目付けられない様にね」 「…っ、うるせぇ!ブス!」 いっ、いけねぇまたムキになっちまった・・・! 女はスクッと立ち上がるとドアの方へ向かった。 「あっ、オイ。お前名前は!?」 「2年3組。テニス部マネージャー。バイバイ、ワカメくん。テニス部で待ってるねw」 ・・・・・・・先輩だったのか・・?・・・ 出会いは唐突で、最悪。 NEXT ========================= 赤也連載ww 赤也大好きだ! てか、かなり贔屓してるよな。 名前変換少なくてごめんなさいorz 次の話でいっぱい出します(汗 [2006/8/14 piyo]