「お前、の事好きなんだよ。意識してねえだけ。 俺とが喋ってたらイライラするんだろ?間違いねえよ、嫉妬だ。」 さっき、丸井先輩に言われた言葉が脳内で何度も繰り返す。 確かに、今日の先輩と丸井先輩が話しているのを見るとむしゃくしゃしたし、 この前の先輩と仁王先輩とのツーショットにもイライラした。 「そういえば、俺のダチが今日に告白するとかしないとかー…。」 (まだ帰らないでくれ!先輩!) スキダカラ 部室を出た後、俺は兎に角走った。 さっき部室に先輩が来たときは既に制服を着ていた。 靴もスニーカーだったし、鞄もどこにも無かったと思う。 もしも、もしもだ。 丸井先輩のダチが告白をして、万が一OKの返事を出してみろ。 好きって気付いた途端に失恋じゃねえか! 絶対ヤダ、そんなの許せねえ! ダダダッと走って校門に出る。 「あれ?切原くん。」 女性の声がしたので振り返れば、そこにいたのはさん。 「慌ててどうしたの?」 「先輩ドコ行きました!?」 「あー、もう帰ったよ。あっち。」 そういってさんが刺したのは駐輪場。そっか、先輩は自転車通学か。 「ありがとうございます!」 俺は走って駐輪場を目指す。校門から15メートル先くらいのそこに、 先輩は―――――---居た! 「先輩!」 鞄をガサゴソと漁っていた先輩が俺の声に気付き、こっちを見る。 「お!切原くん。」なんて言ってニコッと笑って手を振った。 先輩に追いついた俺は足を止め、肩でぜいぜいと息をする。 やべえ、疲れた…。 「聞いてよ。自転車の鍵が見つからなくってさ。」 「そ、そうっすか。」 「どうしよー。教室に忘れてきたかな…?」 まだ鞄を漁っているが、鍵は見つからないようで、うーんと先輩は唸る。 少し息の整った俺は顔を上げる。先輩も気付いたようで鞄の中から俺に視線を移す。 「そういえば、急いでどうかしたの?」 「誰かに告られましたか!?」 「は?何?」 「今、誰かに告られましたか!?」 「い、いや。告られてないけど。」 「よかった〜。」 俺は安堵した。だけど、用事はそれだけじゃねえんだ。 先輩は未だ俺の質問の意味が理解できていないようだが、 そんなこと今の俺にはもうどうでもいいことだった。 スッと深く息を吸い、ゆっくり吐き出す。深い、深呼吸をした。 「先輩、俺。 先輩のことが好きです。」 * * 一瞬、何がなんだか理解できなかった。 切原くんが私を好き? 彼を見るとジッと私を見つめてくる。どうしよう、緊張する。 鍵を無くして焦っていたなんてことを忘れて 私は今の状況を必死に理解しようとしていた。 突然、唐突、行き成り。なんて答えればいいか分からなくて、困っていたら 彼が口を開いた。 「俺、先輩と丸井先輩とか仁王先輩とかと仲良く話していると すごいイヤなんです!見たくないんです!だけど・・・他の誰かに取られるのもイヤなんです。 それに気付いたのはすごく最近、てゆうか今日なんスけど・・・ 俺、先輩が好きです!」 ドキドキドキドキ―――――--- 心臓の鼓動が止まらない。脈はどんどんと速くなる。 顔は次第に紅潮していき、自分でも頬に熱を持っていることが分かった。 切原くんは尚今も私を見つめる。 なんで、こんなに緊張するんだろう。 なんで、こんなに恥ずかしいんだろう。 なんで、こんなに嬉しいんだろう。 彼の目を見て、私は口を開いた。 「私も、今はっきりした気持ちがわからない。 けれど、告白はすごい嬉しかった。」 「そうっスか…。」 「今すごいドキドキしてるし、すごい恥ずかしいし、すっごい嬉しい。 私も切原くんが他の女の子と話しているとなんか嫌な気分になるの。」 「それって・・・。」 「私――――――---切原くんのこと好きみたい。」 「先輩!」なんて言って切原くんは私に抱きつく。 ちょ、ちょっと、行き成りすぎる!か、髪がくすぐったい・・・。 「じゃあ俺たちこれからカップルっスね!?」 「だからって、行き成り抱きつくな!!」 でも、まあ幸せだからいいかな。なんて思った自分がいる。 抱きついた切原くんを私も、軽く抱きしめた。 BACK NEXT ========================= 次、ラスト!! 学校ではイチャツクの禁止にして いただきたい。笑 [2007/10/15 piyo]