「お腹空いたね、レストランはいる?」


「ウィッス、俺もうペコペコっすよ。」








スキダカラ









あたしと切原くんは丁度見つけたレストランへ入店する。
時刻はとうに12時を過ぎている。いつの間に過ぎたのやら。




「なに食べる? ・・・・・・結構高いんだね。こういうレストランって。
 私はー、うーん・・・きのことトマトの和風スパゲッティーにしよっと。」


「学生にはきついっスよね。俺はー・・・・・・塩カルビ定食にします!」










頼んだメニューが来るまでにはまだまだ時間がある。

辺りを見回せば、どの席も人で埋まっている。家族連れからラブラブなカップル、

中高生の女子グループ-----------パチ---------女子4人出来ているグループの一人と目が合った。

ん?切原くんを指してなんだか騒いでいる。ああ、どうやら彼が「かっこいい」ってことみたい。







顔を切原くんに向け、口を開く。










「切原くん、モテるのね。」


「なんスか、行き成り。」


「いや、そこの席の女子グループが貴方のこと見て騒いでるからさあ。彼女いるの?」


「か、彼女なんていませんよ。つか、今はテニスが俺の恋人っス!」


「うわ、熱血だねえ。今時いないよ、そんなこと言う人。」


「ちょっ、現にここに目の前にいるでしょ!熱血している少年が!」


「はいはい。そうだねー。」







適当に流しているけど、本当はちょっと感動。

こんなにも真直ぐで、熱血で、純粋で。


テニスが本当に好きなんだなって。切原くんはブスッとしてるけど。

思わずフフフと笑っていたら今度は逆質問。








「先輩は彼氏いないんスか?」


「んー、いない。」


「じゃあ好きな人は?」






質問攻めかい。でも質問には答える私。







「欲しいね。でも今はマネージャー業が恋人だから!」


「今時いないっスよー!そんなこと言う人。」


「現にここにいます。貴方の目の前に!」




「「・・・・・・・・」」








ちょっとした沈黙。10秒くらい目が合う私たち。



互いに、無言。


















「あ、アハハハハッ---」


「な、なによ。」







行き成り笑い出す切原くん。それはもう、満面の笑みとでいえるほど。

最初に運ばれてきたお冷をググッと飲んで、私に笑いかけた。






「なんか、先輩って意外と面白いっスね!」











『意外』と言う言葉が気に食わないけど、満更悪い気もしなかった。


それよりも、切原くんの笑顔と真顔のギャップに




―――--- すこしドキッとした。












◇◇◇















丸井ブン太、心臓はちきれそうです。


何故かって?簡単だろぃ。




隣に一緒に歩いているが、俺の手を握っていてくれるからだよ!しかもギュ―ッと!






「なんか気味悪いね。薄暗いし。」


「だな。まあお化け屋敷なんだから仕方ねえよ。急いでゴールすっぞ!」


「う、うん。」






つまり、俺とはお化け屋敷(この遊園地で言う“恐怖堂)に来ているってわけ。

そしたら手を繋ぐのはお決まりだろぃ?生きてて良かった、ってマジで思う。












---ギュ



俺の右手がギュッと強く握られた。

の方を向く。歩くスピードはゆっくりのまま。





「…ありがとね。今日は遊園地誘ってくれて。」


「ああ、いや。別に・・・///(た、たまんねえ!可愛いっつーの!)」







まさかお礼を(しかもお化け屋敷で)言われるとは思っていもいなく、


俺の心臓は破壊寸前(笑)いや、これ本気の話。






俺は握っている手を少し強く握る。





「ま…また誘ってもいいか?」


「うん。また遊びに行こう。」










コクッとが頷く。俺は左手で小さくガッツポーズをした。








「あ、ゴールじゃない?」





が、前方を指刺す。



光が俺の目に飛び込んできた。















 





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本当、展開がゆっくりでごめんなさい。
そして更新がのろくて…orz
ブン太とちゃんイイ感じ
…に見えます?笑”
[2007/8/2  piyo]