大好きだった。

愛していた。

だけど、崩れちゃった。











































中学に入ったばっかりの4月、ワクワクして隣りの人を待った。




ガタッ




「よろしくね」私がそういう前に彼に言われた。




「おっ、お隣さんかいな。よろしゅ〜」




胡散臭い笑顔だったのに何故かトキめいた。

多分、ヒトはこれを「一目ぼれ」という。私は彼に恋をした。




それから毎日が過ぎていった。





授業中にお互いのノートや教科書に落書したり、

侑士の髪の毛をいじった事もあった。



あの時は「侑士超可愛い〜」「、うざいで」



なんて笑いあっていた。








遠足では一緒にご飯食べた。

お互いに食べよう!、と言った訳ではなく、自然と隣には侑士が居た。

には「ふぅ〜、熱いね、其処の2人」なんて言われた、

私は「別にそう言う関係じゃないし!」なんて照れ隠しで怒鳴ってたけど、

侑士は平然としていた。





3年になって、修学旅行の班でも一緒になった。

ツーショットで写真もいっぱいとったし、

お互いにお揃いのストラップも買った。





侑士の部活がない日には、二人でカラオケやボーリングにもいった。











――今思えば、侑士は笑っていなかったのかもしれない。











告白とかは無かったけど、私は『付き合っている』と思ってた。

けど、やっぱりけじめが欲しくて、私は侑士に告白した。




高等部にあがって、1ヶ月がたった日に。




もちろん 「俺ものこと、好きやで」 そう言われると思ってた。



けれど、侑士の口から出てきたのは正反対の言葉だった。

























「俺、付き合っている奴がおるんや。

 だから、とは付き合えへん。」

























信じられなかった、



――プツン



一気に私の中の何かが崩れた。







後に聞いた。彼女の事、

侑士と彼女は1ヶ月前から付き合っている。

侑士と彼女はお互い一目ぼれしたらしく、一気に恋人まで進んでいったらしい。



それでも私が知らなかったのは侑士なりの気遣い。



彼らが一緒に帰る日は私が帰ったのを確認したあと。

彼らのデートの日は私の部活がある日。

私の前ではそんなにラブラブな雰囲気を見せない、

けれど、毎日メールをしている。





これは全て向日くんに教えてもらったこと。





私の思考回路はショートした。





そして、狂った。




















誰よりも仲が良かったのは私なのに、

誰よりも侑士を知っていたのは私なのに、

ずっと、ずっと愛していたのは私だったのに、





それを、出会って一週間経たない女と付き合うなんて――-…


















許さない















だから、私は壊してやる
















*
















「なんやから話し掛けるなんて久しぶりやなぁ」





爽やかに笑う彼の姿も、この後を考えると可笑しくてたまらなかった。





「あのね、お願いがあるの」

「・・・なんや?」



「一緒に死んで?」




私はちいさなナイフをポケットから取り出した。

侑士に向ける。




そして、侑士に向って走り出した。











5月の風が、私と侑士の間を通り抜けた。















遠ざかる君、
声が届かない
(離れてゆく君を、もう見たくなかったんだ)
















































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ヒロインちゃん暴走しまくりじゃぁ!
最初はシリアス系にするはずだったのに。
こういうネタ嫌いな人ゴメンね。
でも、たまにはイイでしょ?
[06/09/19 piyo]
[09/01/01 修正]