雨と共に









ザー  ザー




外から聞こえる激しい雨音。

普段は聞こえる黄色い声援も、野球部の掛け声も、

今日は全く聞こえない。雨音が酷いせいもあるが、


今日は何処の外の部活動も活動していないせいでもある。

現に、私の目の前には普段は部活があるであろう、ジャッカルがいる。





「ジャッカルー。」




「んだよ。」


「暇ー。」


「…お前には日誌を書くという業務が有るだろ。」


「えー…ジャッカルが書いてよ。」




「…言っとくけどな、俺は日直じゃないぞ。」


「ケチ。」


「何処がケチだ。さっき飴やっただろ?ありがたいと思えよ。」





ジャッカルは鞄から飴を一つ取り、外を見た。

そして、一つ溜息をつく。





「はあ…。」





「どうしたのさ。ジャッカルが溜息なんてめずら---

 ---しくもないか。」


「おい。俺が常に溜息吐いてるみたいに聞こえるから止めろ。


 まあ、別になんでもねえけど。」



「何センチメンタルになってるのよ。らしくない。」



「…俺もたまにはセンチメンタルになるんだよ。」





知ってるよ。今日はテニスが出来ないからでしょ。

ジャッカル、意外にもテニス馬鹿だもんね。

まあ、そんな所も含めて好きなんだけど。






「いいじゃん。テニスができなくても、



 目の前に可愛い可愛い彼女がいるんだから。」





「・・・それもそうだな。」



「ちょっとくらい否定してよ。こっちが恥ずかしくなってくるじゃん。」










雨は、まだまだ降り続く。







================
◆拍手お礼夢[5/20〜7/15]
名前変換なくてゴメンなさい。