※会話ばっかりです。
君は、いつ気付くのですか?
『大好き!』
「でね、長太郎!昨日街に行ったんだけどさ」
「あっ、ごめん。メール来た。・・・・あっ、宍戸先輩だ。・・・え!大変!
!ごめん。俺ちょっと行ってくる!」
「・・・・・・・・・・行ってこい。」
「・・・ってな感じなの、どうよ。。」
「うーん、あー、あれだ。それはその宍戸先輩と長太郎はデキテルんだよ」
「えっ、それってホ…」
バコンッ
「んなわけないだろう。馬鹿なこと言うな。」
「「あ・・・日吉。」」
私の後ろから殴ってきたのは日吉若。恋の相談相手。
私の向かいに座っている女は。同じく恋の相談相手。
さっき去って行った男は鳳長太郎。恋する相手。
「・・・・で、鳳の奴は宍戸先輩の元へ行ったわけだ。」
「うん。」
「やっぱ2人はデキテルのかねぇ。」
「、それは言うな。」
「えっ!やっぱそうなの!」
「「・・・アホ。な訳ないだろ/でしょ」」
長太郎は、クラスで1番背が高い。そして1番優しい。
私とは1年のときから同じクラスでそれなりに喋る仲。
1年間を共にする中、そのうちに惹かれて、また同じクラスになった時は心臓がはちきれるかと思った。
毎日を過ごして、ちょっとずつ仲良くなって、メールをする仲になった。
長太郎のレギュラー入りも一緒に喜んだ。
だけど、そこに強力なライバルが出現した。
宍戸亮
「だってね、だってね。この前映画に誘ったの!長太郎が好きそうなやつ。
そしたら何て言ったと思う?」
「 『俺、宍戸さん好きだからとは行けない』 とかじゃないのか?」
「いや、きっと 『その日は宍戸さんとデートなんだ』 だよ。」
「・・・・・ブーはずれ。
『俺、もう見たんだその映画、宍戸さんと。
試写会チケット当たってさ。はは。』 だとよーーー!」
「うわ、酷だね。しかも試写会。」
「全くだ。」
溜息しか出ない。本当「宍戸先輩」「宍戸先輩」連呼しすぎだよ。
「・・・・はぁ、泣きたくなってきておトイレ行きたくなった。行ってくる。」
「行ってらっしゃい。たっぷりしてこい。」
「・・・全く。お前ら品が無いな。」
ガラガラガラ――
「、トイレ入った?」
「ああ。」
「じゃあ、長太郎呼ぼうか。」
「俺が男子トイレ行って電話してくる。にばれると拙いだろ?」
「お願いしまーす。」
ガラガラガラ―――
「ただいま。あー、すっきりした。」
「お帰り、。あんさ、1つ質問してもいい?」
「ん?なーに?」
「まぁ、座れ。」
日吉に言われるがまま、私は椅子に座る。
「は――…もう鳳が嫌いなのか?」
「はっ?そんな訳ないじゃん!」
「でも、長太郎は宍戸先輩に夢中だよ。」
「うっ・・・それは。大丈夫!振り向かせる。」
「それはやっぱり・・・好きってこと?」
「もちろん!大好き!」
と日吉は顔をあわせ二マ〜っと笑った。
なんか、嫌な予感がする。
「おい鳳、入って来い。」
ガラガラというドアが開く音と共に入ってきたのは
顔を真っ赤にした長太郎。
「・・・・・・・・これ、ドッキリ?」
「一種のね。」
「日吉、長太郎イツから居たの?」
「少なくとも『大好き』って言葉は聞いてるな。」
「・・・・・・長太郎、聞いた?」
長太郎は軽く1度だけ頷いた。
「・・・かぁぁああ/////・・・」
「あーあ、赤くなっちゃった。」
「さて、俺は帰る。」
「あたしも帰ろーっと。日吉、送ってよ。」
「断る。」
「けちー。」
と日吉は仲良さげに帰っていった。
私はどうしろと?
「長太郎、その、えーとさっき「!」
今までずっと床を見ていた長太郎が顔をあげた。
長太郎の真直ぐな目と合う。どうしよう、緊張する。
「さっきの言葉、本当?」
「・・・・・・うん。長太郎は―――」
長い沈黙。否、10秒程度かもしれない。
少なくとも聞こえるのは自分の心臓の音のみ。
「俺も、同じ気持ちだから。」
「え?」
「俺と、付き合って欲しい。」
◇
数日後―――
「長太郎!次の部活無い日っていつ?」
「確か、来週の日曜日。」
「じゃぁ、デートの予ね!宍戸先輩の所行かないでよ!」
「はあ、なんでそこに宍戸さんが出てくるんだよ。」
「上手くいってるね、あの2人。」
「ああ。それにしても長かったな。」
「お互いに両思いなのに気付かないって笑っちゃうよね。」
「しかも、相談相手が同じなんてな。」
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長太郎初めての夢。
こういうことって結構有ると思います。
互いに傷つくのが怖くて、告げれなくて。
でもやっぱりそのうち惹かれあうと思います。
それよか、宍戸さんは・・・?笑”
[07/01/05 piyo]
[09/01/01 修正]