日日青春






「ふぁあー、眠い。」



「おー、でっけえ欠伸。

 いいのかよ、女子が男の前でそんなでっけえ欠伸してよ。」



「いーのいーの。切原の前なら。」



「どうゆう意味よ。俺は男じゃないわけ?」



「何言ってんの。あんたは男でしょ。」




パチン、と切原にデコピンをし自席に戻る。

「いってえ!馬鹿力。」

なんて言われてるけど、気にしない。


切原の言ってることにいちいち反応してたら疲れるったらありゃしない。

だってあいつ、お喋りなんだもの。マシンガントークってやつ。


---が、生憎。隣の席にはまた切原。


おかげで授業中は退屈しない。あいつが寝てない限り。





「あ、なあ。」




切原が私に声をかける。

この台詞、昨日も聞いた気がする。





「一時間目って何?」


「数学。二次関数。」


「ゲロゲロだな。」


「何その表現、ゲロ「げ!教科書忘れた!」」


「(こいつ、わざと被せた?)・・・


「見・せ・て・v」






語尾にハートマークを付けて、ウインクなんかしちゃって。

全国の女子が失神するんじゃないか、って思う。





机をガーッと引き寄せて隣り合わせ。

右手にシャーペン、真ん中に教科書、左に切原。



鐘が鳴る。授業開始。でも先生はまだ来ない。

また遅刻か、クラスがざわつく。そして雑談に入る。

私も切原も例外ではない。






「切原さ、昨日も教科書忘れてなかった?」


「あー、でも昨日は英語の教科書だし。」


「結局忘れ物じゃん。」


「まあ、硬いこと言うなって。それにお前には感謝してるって。」


「それはどうも。」


「それにこうしてるとイイコトあるんだぜ?」


「イイコト?」


「一・分からない問題を聞ける

 二・丁度良く先生の死角になって寝てもばれない

 三---



     ------あんたの横顔が近くで見れる」





ニヤッと笑う切原。私はすこし動揺する。



---ドキドキドキ---




心臓音は増すばかり。

でも残念。私、結構ポーカーフェイスなの。





「何言ってるの。

 そんなに見たいんなら、いつでも見せてあげるわよ。」








日日青春。

私も切原も、青春真っ盛り。













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◆拍手お礼夢[5/20〜7/15]
名前変換なくてゴメンなさい。