「えーいよいよ決勝戦が始まります。解説はみんなのアイドルと…」

「みんなのヒーロー切原赤也っす!」(赤也


「いや〜、あっと言う間に決勝戦が始まりましたね〜赤也君」

「そうっすね、沢山の人間ドラマがあったスね」(赤也

「ではそのドラマをVTRで振り返って見ましょう!」

「「VTR〜キューーー!」」












雨と夕陽と彼らの日常〜なんだかんだでもう決勝戦なっちゃいましたよ!













バコンッ



「「痛って!」」



思い切り頭を叩かれる。
誰だ!と思って後ろを見ると、忍足が呆れたように立っていた。



「自分ら誰に向かって言ってるん?読者か?視聴者か?
 なんや、見えない妖精さんにでも語ってるんか!?
 俺、どうやって突っこめばええ?!」(忍足

「やだなあ〜忍足。妖精さんとかキモイ。
 当り前に読者独り言でしょ。てゆうか夫婦漫才?」

「てゆうか俺は乗せられただけっス。ぶっちゃけこんなことしたくなかった…」(赤也

「え、ちょ!赤也の裏切り者!これじゃあたしが痛い子じゃない!」

「知らないっス。俺は忍足サンと宍戸サンに負けたことでもやもやしてるんで」(赤也

「あーもう。忍足が勝っちゃうから赤也実況中継してくれないじゃん。
 がっくん、代理頼む!「え、そこで俺に振るの?!」(岳人

「てかそこは普通俺に振らん?『代理で忍足!』とか」(忍足

「いや、なんて気分的にがっくんに絡みたk
「試合始めていいですか?
そこの五月蝿い人。」(日吉





日吉はいつでもS度絶好調なようです。







*







「えーと、では中継を再開します。
 日吉が五月蝿いので控えめに中継します。
 中継は日吉のS度に嵌りつつあるちゃんと」

「切原っス。てか先輩なんすか?その自己紹介」(赤也

「うふふ、気になる?気になるなら教えてあげてもいいy「いや、そこまで気にならないっス」(赤也






赤也め、私の台詞を遮りやがって。






そう、なんだかんだで決勝戦になってしまった。

対決はB班のブン太・ジローちゃんとE班の跡部・ジャッカル。



第1コートはジャンケンの法則のように

AvsBはAの勝利、BvsCはBの勝利、CvsAはCの勝利




という感じで引分になってしまい、ジャンケンの結果Bが勝った。

運が味方したようだけど、ブンちゃんとジローちゃんはそれはもう、

物凄く飛び上がるほど喜んでいた。







第2コートは

EvsFはEの勝利、DvsEはEの勝利、DvsFはFの勝利

というように、跡部様が超本気。しかも破滅へのロンド多々使用。

てゆうかジャッカルはほぼ守りしかしていなかったね。

てゆうか跡部様本当凄かったんだから!目が殺気立ってた。



そんなに奢るのが嫌なの?


・・・金持ちのくせに。おい、いま何か言ったか?アーン?」(跡部

「いえ、跡部様の応援をしていましただけです」






「跡部サービスプレイ!」(日吉







日吉がコールをし、跡部がサーブを打った。

すっごい早いスピードに見える・・・けど、ジローちゃんは何ともないように返す。





パコーーーン



パコーーーン





それをジャッカルが返し、ネット前にいたブンちゃんがまた返すも

またジャッカルが返す。


なんていうか、正規のペアじゃないのに両方チームワークが凄い良い。

そういや、この子たちみんな全国レベルだものねえ・・・。

そしたらゴールデンペアとか地味’sとかのダブルスはもっと凄いのかねえ・・・。




パコーーーーーン



パコーーーーーン






「ほげー・・・・」


「・・・先輩?実況しなくていいんスか?」(赤也





「あっ!そうだった!」

「なんや、試合に見とれとったんか?」(忍足

「うん。なんか凄いなあと思って」

「俺らの試合の時もそうやって黙っててくれれば良かったのに」(岳人

「がっくん今何ほざいた?あ゛?」

「べ・・・・べつに」(岳人

「一体どっちが勝つんだろうね」(滝

「俺は跡部のチームだと思うぜ」(宍戸

「じゃあ俺もそうします!」(鳳

「えー、じゃああたしはブンちゃんとジロちゃん応援する」

「じゃあ俺も先輩と一緒にブン太先輩と芥川サン応援するっス!」(赤也

「わーい。赤也は宍戸と違ってイイ子ね」

「・・・」(宍戸






そう言って宍戸を見れば彼は冷ややかな目であたしを見ていた。


なんか、ごめんなさい。










* * *










「さっ、試合もいよいよクライマックスに突入です!」


「現在、E班の跡部・ジャッカルチーム(敬称略)がリードしています!」

「なんつっても、跡部さん“氷の世界”使っちゃいましたからね」(赤也

「本当、まさかこんなところで見れるとは思わなかったわ」

「てゆーか、跡部マジになってねーか?」(岳人

「本当だ。よほど奢るのがヤなんだね。フフフフ」(滝

「・・・意外とケチだな」(宍戸

「宍戸さん、跡部さんに聞こえちゃいますよ(汗」(鳳

「大丈夫だ、跡部の奴試合に熱中してるから」(宍戸


「跡部様ーー!!
宍戸が跡部様の悪口言ってまーーす!」


「おいコラ!」(宍戸







さっきの冷ややかな目のお返しだ!

そう言ったら宍戸にバコンと思い切り殴られた。


そっと、ぶたれた所を触る。ッツォオオオオ!!!

タンコブ出来て超痛いんですけど!?







「おっと、ブン太先輩と芥川さんも負けてません!反撃です」(赤也

「出たー!妙技綱渡り!」

「流石にこの技に対応は出来ないか---跡部さんが拾ったあああ!!!」(赤也






>>数分後







「ゲームセット!ウォンバイ、跡部・ジャッカルペア」(日吉






なんとまあ、跡部とジャッカルが勝ちました!






キラキラと汗を輝かせ樺地からタオルを受け取る跡部様。

相変らず、かっこいいです。

同時にジャッカルはキラキラと頭を輝かせてます。

うん、美しい輝きです。











そして反対にコートに項垂れるブンちゃんとジロちゃん。

ああ、慰めたい!てゆうか淋しげなその背中が哀愁漂います!!

触・れ・た・い・ゼ・!










そっと彼らに歩み寄る。ん、何かブツブツ言ってる。

静かにしゃがんで彼らの言葉を聞く。













「チョコレートパフェ・ティラミス・バニラアイス・チーズケーキ・ショートケーキ・モンブラン」(ブン太

「ラム・マトン・ジンギスカン・羊・ポッキー・ラム・マトン・ジンギスカン・羊・ポッキー」(慈郎






ああ、食べたかったのね。

どんまい、という意味をこめて彼らの背中をそっと叩いた。

人生、色々あるよ。ジロちゃん、ポッキーくらい買ってあげるよ。











* * *











なんだかんだあり、あっと言う間にもう夕方。

あのあと軽く打ち合いをしたり、ストレッチをしたりして

帰る時間になっちゃいました。・・・淋しいなあ。





「今日は貴重な経験だった、礼を言うよ跡部」(柳

「ああ、俺らもいい経験をした。強豪立海と戦えるとはな」(跡部

「お前ら立海の弱点いっぱい発見したかんな!」(岳人

「次の公式戦で負けてもしらねえぜ?」(宍戸

「ウス」(樺地

「まー僕は宍戸のせいで試合出れないけど」(滝

「…し、しらねえぜ…」(宍戸


「その言葉そっくりそっちにお返ししますよ(ニヤ)」(赤也

「その言葉をまたそっくりそっちにお返ししてやるよ(ニヤ)」(日吉

「まあまあ二人とも」(鳳


「丸井クン、また試合しようね!!」(慈郎

「おう、また機会があったらな!」(ブン太

「こんな機会めったやたらあらへんけどな」(忍足


「そういえば跡部、優勝者跡部自身になっちゃったけど、

 自分のお金で食べ放題行くの?」

「アーン?行かねえよ」(跡部

「え!?行かないの!?ジャッカルの分は?」

「桑原か・・・おまえ行かなくてもいいだろ?」(跡部

「ああ…って、え?ええ!?」ジャッカル








究極の返事が出てきましたーーー!!

ジャッカル大混乱です。

桑原家はビンボー…裕福じゃないから食べ放題とかは貴重な食糧確保の機会なのにね。






あーあ、虚しく汗と頭が光ってるよ、ジャッカル。













「じゃあ、今度の試合で会おうか」(柳

「おう、じゃあな」(跡部




そう言ってあたし達立海軍団はコートを後にしました。




ジャッカルは勿論食べ放題の券もお金も招待も

一切合切貰ってません。







あまりにも可哀相なのでジャッカルの背中を叩いてそっと言ってあげました。







「どんまい。今度何か奢ってあげる5円チョコとか」

「あ…ああ。…ありがとう(嬉しくねーな…)」(ジャッカル









後日、“ご縁が○るよ。5円チョコ”をジャッカルの靴箱に入れといてあげました。


どうやらその8割をブンちゃんと赤也に取られたよう。


つくづくついてない奴だな。ジャッカルは。












  BACK   NEXT




:::::::::::::::::::::::::::::::::::
1年ぶりの更新です。
ちょっと試合に様子を書くのに
力尽きました。無理です。
なので端折りました。
[09/01/07 piyo]